AIR
「おまたせ。妹のジャージだけど、いい?」
「全然かまいませんっ!」
急いでたのかな。
息が荒い。
「あっあの、どこで着替えれば…」
「あ、じゃあそこのレジのとこで。ちょうど見えないから。」
「あっはい!」
なんで敬語になってんだ、あたし。
緊張しすぎだろっ!
―数分後
着替え終わって、レジから出ると悠斗くんがいなかった。
「悠斗くーん?どこに…あ、居た。」
店の外に寄りかかって、寝息をたててた。
すごい気持ちよさそうに寝てる。
でもここは心を鬼にしてっ………
「悠斗くーんっ!起きてーっ!」
「うわっ!?あれ…寝てた?」
かなり気持ちよさそうに寝てました。
「ふぅ…着替え終わったみたいだね。雨も止んだし。」
もう天気はすっかり回復している。
朝の天気が嘘みたい。