AIR
「あー面白い……で、どうした?俺のクラスの奴に用事?」
「あっ、ジャージ、返しに来たの!」
きれいにたたまれたて、袋に入っている紺色のジャージを、悠斗くんに差し出した。
「あ、そういえば貸してたね。俺、忘れてたよ。」
バカだなー、とか言って爽やかスマイルを1つ。
やっぱりつられて私までスマイル。
その笑顔は反則だよ。
「あ、はい返します!ありがとうございました!」
最後に私もスマイルを1つ。
それを見た悠斗くんも口角が上がって。
…私、ちゃんと笑えたかな?
変顔みたいになってないよね……