AIR



―ガラガラッ


生徒指導室のドアが勢いよく開いた。


「ほら、入りなさいっ!」


「はーい………」



あれ、この声…





やっぱり…




「悠斗くんっ!?!?」


「あれ、麻由ちゃん?」




も、もう1人って悠斗くんの事だったんだ……
なんかびっくり…


「二人とも、座りなさい!」


ちょっ、いきなり大声出さないでよ先生。
鼓膜破れるって!


近くに置いてあったパイプ椅子に腰をかけた。








―一時間後

未だ説教は終わらず…
てか、世間話になってません?先生。



―二時間後


「それでさ、そんとき。」
「あの先生。」


悠斗くんが先生の話を止めに入った。
さすが悠斗くん!
先生、途中からカンペキ世間話だったもん。
説教30分、世間話1時間半みたいになってたよ。


「途中から世間話になってます。」

悠斗くん…直球すぎる。





< 35 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop