AIR





「麻由ー置いてくよー。」


「あっ今行くー!」




いかんいかん、見とれてしまっていた…




「ねぇ咲、悠斗くんって女の子に興味ないのかな…?」
「は?いきなり何よ。」

「だって悠斗くんさ、あんなに告られてるのに一回もオッケーしてないんだよ?」




悠斗くんは、あんなにモテるのにオッケーを出した事がないらしい。


女の子には興味がないとしか思えない……




「うーん…彼女いるとか?」
「え、そうなの?」

「知らない。」



びっくりさせんなよ…



「あーもっかい告白しよっかなぁ。」

「やめとけ。」



これまた即答。
咲の特技は即答なのか?



「ん、麻由。悠斗くんがいるよ。」



咲が指した先には悠斗くん。


しかも結構近い。

顔がはっきりと見える距離だ。




「やばい、やっぱイケメン…」



とか呟いてたら、悠斗くんと目があった。







< 4 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop