AIR
今日の授業はなんだか調子がいいみたい。
この前みたいに寝るなんてこともなかった。
「麻由っご飯食べよっ。」
お弁当をもって駆けてきた咲が、私の前の席にどかっと腰掛けた。
相変わらずな座りかたですね咲さん。
チューっとイチゴオレを飲んで、ぷはーっなんて…
親父くさいですよ。
「んでさあ、悠斗さまさまと何かあったんでしょ?」
いきなりそれ聞きますか咲さん。
しかもめっちゃ興味津々な顔で私を見てる。
…言わなかったら後で恐ろしいことになりそうだ。