―卒業―
その日、がんばって話し



かけようと思ったのに、



無理だった…………。



心臓のドキドキが


うるさすぎて周りの


音も聞こえないし、


すぐ近くにいるカレに


聞こえるんじゃないかって。



見るのも、恥ずかしくて、


上目遣いでチラチラ見てた


わたしに気が付いたカレは

「フッ」って笑顔を

見せてくれた



驚きとうれしさで思わず


泣きそうになっちゃった。





それから3か月後………。
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