全部、全部、全部、君だった…
いつものようにそのまま寝ようとしたら、私がずっと気にしていた人の名前がでた・・・。
「そういえばさぁ、条神男子の黒崎様っているじゃん?」
「うんうん。あの超かっこいい黒崎様でしょ?」
えっ!?条神男子の黒崎?もしかして、
「ねぇねぇ、その黒崎様って下の名前何ていうの?」
麻耶ちゃん!聞いてたんだ。
「黒崎陸様だよ♪」
り・・・く・・・。
「・・・ック・・ヒック・・うっ・・・うぅ・・・」
いきなり涙がこみあげてきた。
「ゆっ百合ちゃん!大丈夫?」
陸、陸、陸、
「新城さんどうしたの?急に・・・。」
「・・・ック・・りっく・・に・・会いっ・・たい・・」
会いたいよ・・・陸・・・。
「えっ!?黒崎様の事呼び捨て?新城さん、黒崎様とどういう関係なの?」
あっ!やってしまった・・・。
「・・・取り乱してしまってすみません・・・。あなたには関係ないので。」
「百合ちゃん・・・。」