全部、全部、全部、君だった…
ー次の日ー
「陸、おはよー!」
百合…
「百合…話しがある。」
ごめんな…
「ん?何?」
「学校行きながら話す。」
「うん…」
やっぱりちゃんと笑ってない…
「百合…別れよっか~」
でも俺がお前を笑顔にしてやる。
「えっ!?何言ってるの…?」
「俺、百合に飽きたんだよねー。」
ごめん。百合…最低なフリ方して…だから俺の事なんか忘れて本当の笑顔を取り戻してくれ。
「う…そ…陸…は、もう私の事好きじゃ…ない…の…?」
好きだ、大好きだ!一生お前と一緒にいたい…だけどお前の笑顔が消えるのはイヤだ。俺はお前の事が好きだから別れるんだ。
「ああ。飽きたって言っただろ。」
「うっ…ヒック…クッ…」
ごめん、ごめん、ごめん、俺はきっと一生お前の事が大好きだ。
「じゃあな。もうメールも電話もしてくんなよ。」
さよなら。俺の大好きな人…