格差恋
「あっ!!いらっしゃいませ」

チッ。

心の中で舌打ちをした
せっかく面白くなってきたのに

来やがって

罪のない客に逆ギレする

早く帰れよ

「あれ?客が来ると言わなくなるんですか?」

前田剛が唐突に聞いてくる

「何を?」

「さっきまで自分の言っていたコトも忘れるんですか?その頭の中見てみたいものです」
おっ!!反逆してきた

「あらごめんなさい。あなたとの会話なんていちいち覚えてないのよ。だってあなた、低レベルのことしか言わないもの」

「それはあなたのコトじゃないですか?」

くそー。なかなかやるな

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