格差恋
鈍感族
「お姉ちゃん。私バイトやめたから」

朝、急に妹が言ってきた

「何でさ?」

「なんか、あわないみたいだから」

妹は笑いながら髪の毛をさわった

妹が嘘をつくときにやる癖だ

大抵、この場合理由を聞いても答えてはくれない

まぁ、いずれ話してくれるだろう

「そっか。何かいらないことしたね」

私の頭を撫でよう手は妹に振り払われた

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