格差恋
真実
そんな嬉しい日だと思えたのも一瞬のコトだった

絵理奈の料理を食べてるとき

急に絵理奈がカミングアウトした

「私、別れた」

一瞬、頭が真っ白になった

平常心を装いながら

「何で?」

「んー。顔だけだったから」

あくまで、絵理奈は明るく言った

でも、髪の毛をさわっていた

嘘ついてる…

髪の毛をさわってても全部が全部、嘘というわけでもない

でも、嘘か本当なんか見たらわかるよ

少なくとも私は

「そっ…か。」

曖昧な返事をするしかなかった

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