格差恋
今、近距離にいます

同じレジ担当

始めてと言いながら前田剛は凄く上手に接客してる

さては家がなんかの商売してんな

チラチラ見ていたので、目があってしまった

「あ…どうも」
作り笑顔で答え、仕事に集中し始めた

一瞬だけ


そういや前田剛。
あんた私に気づかないのか。
私が覚えてるんだからあんたも覚えとかなきゃ胸くそ悪い…


客が少なくなったところを見計らい

「前田剛。あんた私のコト知ってる?」

大胆にも聞いた

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