混沌のグリモワール~白銀の探求者~
場所は変わってレギアス支部の大食堂。
訓練を終えた第七執行部隊のメンバーは四人で昼食を取っていた。
「それにしても、同期だってのに階級も実力もどんどん差がついてっちまって、ほんとコーラルには嫉妬するよ」
そう話すのは赤髪の青年、フリッツ・ハーデン。
コーラルは微笑してから言葉を返す。
「フリッツだって他の人から見たら十分嫉妬の対象だと思うけど」
執行部隊のメンバーは言わば戦闘のエキスパート。
SIREN最高指揮官によってメンバーの中から選抜された人員達、それが執行部隊。
第一から第七までの七つの部隊があり、SIRENのメンバー千人超に対して執行部隊は僅か四十二人。
十七という年齢ゆえか階級こそ高くはないが、フリッツも間違いなくエリートの一人なのだ。
今年で二十一になるリリィももちろんその一人。
執行部隊の中でも若い面子が集まっている第七執行部隊はSIRENの中でもかなり注目度が高い。
隊長であるグレアムも執行部隊長としては異例の若さである二十六歳。
この第七執行部隊は次代のSIRENを支えるメンバー達と言っても過言ではないだろう。
訓練を終えた第七執行部隊のメンバーは四人で昼食を取っていた。
「それにしても、同期だってのに階級も実力もどんどん差がついてっちまって、ほんとコーラルには嫉妬するよ」
そう話すのは赤髪の青年、フリッツ・ハーデン。
コーラルは微笑してから言葉を返す。
「フリッツだって他の人から見たら十分嫉妬の対象だと思うけど」
執行部隊のメンバーは言わば戦闘のエキスパート。
SIREN最高指揮官によってメンバーの中から選抜された人員達、それが執行部隊。
第一から第七までの七つの部隊があり、SIRENのメンバー千人超に対して執行部隊は僅か四十二人。
十七という年齢ゆえか階級こそ高くはないが、フリッツも間違いなくエリートの一人なのだ。
今年で二十一になるリリィももちろんその一人。
執行部隊の中でも若い面子が集まっている第七執行部隊はSIRENの中でもかなり注目度が高い。
隊長であるグレアムも執行部隊長としては異例の若さである二十六歳。
この第七執行部隊は次代のSIRENを支えるメンバー達と言っても過言ではないだろう。