混沌のグリモワール~白銀の探求者~
四人共もう少しで食事が終わるというところで、突如食堂内が紅に染まる。
これは緊急時のサイレン。天井に設置された無数の光灯が赤く点滅。同時に『エマージェンシー(緊急事態)』のアナウンスが流れる。
グレアムはすぐに食事を中断し、状況の確認の為に管理室に連絡を取る。
「何事ですか?」
SIRENメンバー全員に配布されている専用の携帯電話を耳に当て、レギアス支部の管理部所属、レイチェル・リーネ一佐と会話。
『レギアスの首都、アウロラの近辺に大型の魔法生物が出現したとの情報が入ったわ。現在待機中の執行部隊は第七部隊だけだから……行ってもらえる?』
「了解。直ちに現場に向かいます」
グレアムは通話を終了すると、第七執行部隊の隊員達に向き直る。
「アウロラの近辺に大型の魔法生物が出現したらしい。俺達第七執行部隊は直ちに討伐の任務に入る」
「はい!」
第七執行部隊の隊員であるコーラル、フリッツ、リリィが声を揃えて答える。
四人は食堂を出てレギアス支部の屋上にあるヘリポートに向かう。
出撃の際はこのヘリポートから魔力を原動力にした高速ヘリに乗り込み、現地に向かうことになっている。
更に、屋上の手前にある一室。屋上に出る時は必ず通らなければならない場所なのだが、この部屋は武器庫になっている。
SIRENのメンバーは基本的に任務以外での実戦用武具の携帯は禁止されている為、任務に出る前にまずこの武器庫から自分の武器を取り出さなくてはならないのだ。
これは緊急時のサイレン。天井に設置された無数の光灯が赤く点滅。同時に『エマージェンシー(緊急事態)』のアナウンスが流れる。
グレアムはすぐに食事を中断し、状況の確認の為に管理室に連絡を取る。
「何事ですか?」
SIRENメンバー全員に配布されている専用の携帯電話を耳に当て、レギアス支部の管理部所属、レイチェル・リーネ一佐と会話。
『レギアスの首都、アウロラの近辺に大型の魔法生物が出現したとの情報が入ったわ。現在待機中の執行部隊は第七部隊だけだから……行ってもらえる?』
「了解。直ちに現場に向かいます」
グレアムは通話を終了すると、第七執行部隊の隊員達に向き直る。
「アウロラの近辺に大型の魔法生物が出現したらしい。俺達第七執行部隊は直ちに討伐の任務に入る」
「はい!」
第七執行部隊の隊員であるコーラル、フリッツ、リリィが声を揃えて答える。
四人は食堂を出てレギアス支部の屋上にあるヘリポートに向かう。
出撃の際はこのヘリポートから魔力を原動力にした高速ヘリに乗り込み、現地に向かうことになっている。
更に、屋上の手前にある一室。屋上に出る時は必ず通らなければならない場所なのだが、この部屋は武器庫になっている。
SIRENのメンバーは基本的に任務以外での実戦用武具の携帯は禁止されている為、任務に出る前にまずこの武器庫から自分の武器を取り出さなくてはならないのだ。