【詩音×愛祐実】スキをちょうだい~亜依編~
賑やかな周りに
此処で待ってるからと言った虹那ちゃんの姿はなくて。
「どこ行っちゃったんだろう?」
前を歩く人は当たり前ながら知らない人ばっかり。
もしかして・・迷子になっちゃった?
「電話、電話!」
とにかく虹那ちゃんに電話しないと!
バッグから携帯を取り出そうとした瞬間
「トイレ長すぎ」
背後から聞こえた声に体がフリーズする。
この声・・
恐る恐る振り返るとすぐ後ろには
「何やってたんだよ」
颯太くんの姿があった。