【詩音×愛祐実】スキをちょうだい~亜依編~


それから人がものすごーく沢山いたけど、
トゥーンタウンに行って

ミッキーとミニーのお家を見て


ご飯を食べて


お土産屋さんに行ったりして


楽しい時間を過ごした。


特にトゥーンタウンでの颯太くんは
見たことないくらい興奮していて


そんな颯太くんを見ていてあたしまで楽しくなった。

気が付くとあたりはどんどん暗くなって行って。

クリスマスイルミネーションがキラキラ輝いている。


それが凄くロマンチックで。

今日ここにこうして颯太くんと一緒にいられて凄く幸せ!!


そう言えば虹那ちゃん達・・今頃何してるんだろうなぁ?


ワールドバザールを通りながらふとそんな事を考えてしまう。


あの二人の事だもんきっと大丈夫だよね?


そう思っていると

「あ、ごめん」


颯太くんが繋いでいた手を離してそう言うと
携帯を取り出して電話に出た。


「はい。んだよ、ああ」


あたしから少し離れて楓くんと会話を続ける。


どうしたんだろう?

電話の相手誰かな?


どんどん離れていく颯太くん。

あたしまだお買いものしたいんだけどな・・

颯太くんに言ってちょっとお店に入ろう。


きょろきょろ探してベンチに座って話している
颯太くんに近付こうとすると


「俺も帰りたいっつーの」


へ?







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