【詩音×愛祐実】スキをちょうだい~亜依編~
「で、結局断られたわけ?」
お昼休み。
今日も寒いからか教室でご飯を食べる人が多くて
騒がしさも増している。
「だ、だって」
「だってじゃない!そんな可愛こぶったって
あたしには通用しないんだからね!」
乱暴にハンバーグをフォークで突き刺して
ギロリと睨みをきかす。
・・美人の睨みはほんとにコワイ・・
「きーてるの!?」
「は、はい!!聞いてます!」
「で、今回は何て断られたの?」
「えーと・・今回はねぇ・・」
虹那ちゃんの言葉でさっきの休み時間を思い出す。
「あームリ」
サラッと素っ気なく、
クールに言っちゃう颯太くんに
思わずぼーってなっちゃったけど。
でもでも!!
あたし今回はかなり頑張ってみたの!!
「じゃあ他の日とかは?あたしいつでも暇だし!!」