Oh まい シスター
「今日3限の英語俺当たるから来てもらえると助かる」

普通の学生より少し出席率が悪い俺よりこの隣を歩く男は授業にでない。
にもかかわらず成績はかなり上位。

以前嫌みで「コツは?」と聞いてきたクラスメートに「作りが違う」と返した素敵な有能野郎様だ。

授業で当てられるのは大概答えられるが英語だけはどうにも生徒としての俺と教師との心及び言葉のキャッチボールが潤滑に行われないらしく答えるのがめんどくさい。
隣の席である諸斗に聞いて正答を教えられる確率はリアルにバナナの皮が要因で脳震盪をおこしそうなこけ方をするくらい低い確率だがとりあえずは答えが返せれば問題ない。


来るか来ないかの返答を待って諸斗を見上げると煙草をふかしながら横目で俺を見下してくる。


「阿李様特製手作り弁当で手を打たないか?」
「地球外生物の食う物人間様に渡されてもなー」

爽やかな笑顔でサラっと言いやがったこの野郎。

「阿李サマは地球の食糧で宇宙人のゴハンを作れる天才サマなのだーっ♪」

無邪気な笑顔で言い放ちやがったこの女郎(メロウ)。


「弁当いらねーから今日一日俺のパシリな」

彼の中で俺が地球の外から来た事になっているのと軽いノリでガチに幼なじみをパシリ化してるのがなんかアレだけどまぁいいか。
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