Oh まい シスター
「とりあえずパシリだから今日は俺の側から離れんなよー」

どうやら彼は人肌(宇宙人肌?)が恋しいお年頃らしい。

「あーっ!!そーやって宋太の純潔汚す気なんでしょー!

『言っただろ?パシリなんだから言う事聞かなきゃ』
『ぅあっ…でもっ…あぁっ』
『ほら、力抜けよ』

そんなことさーせーなーいーっ」

この娘さんは一体何処の何を拾い食いしてそんな知識を得たのだろうか。
わざわざ二役分声を変えてまで妄想にリアリティを出すことは誰も望んでいない。

「阿李サンや」
「宋太の初めてのえっちぃ相手は私がするのー!鬼畜攻め天然受けなんて認めないーっ」

もう聞いちゃいない。
拾い食いはやっぱり体に悪いんだろう。あ、頭か。

もはや機械鎧が存在してて派手な演出を伴う錬金術がある世界とこの世界を比べる事を想像した時くらい彼女の話に違う世界を感じながら俺達が通う高校の門をくぐる。

校内に入った途端生徒達が一斉にこちらをチラ見し始めた気がするが気のせいだと言う事にして教室に向かう。




「来たよ。問題児トリオ」
「よく留年しないよね。」
「清里サンは一応毎日出席してるもんね」
「兼笠なんてほとんど授業顔出さねーしな」
「女教師抱き込んでるって噂だぜ?」
「にしても三人とも美形だよねー」

「「「いるだけならね」」」
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