キライ。だけどダイスキ。【短編】
「何回もヤッてんだろー?お前ら。」
「だよなぁー?少しくらい聞かせろよぉ〜皆知ってんだしっ!」
クラス中のみんながあたしに注目している中で勇を見ていると、勇はあたしのことなんて知らん顔で
ただ窓の外を見ていた。
バカッ
勇のバカッ!!
助けてよっ
アンタの彼女が大変な目にあってんだよ?
なんで知らん顔してんの?
あたし、そこまで勇に嫌われるようなことしたかな?
「おーい。聞いてんの?」
ポンポンと肩を叩かれた途端に何かがブチッと切れた。
パァンッ!!