キライ。だけどダイスキ。【短編】
「きゃぁっ!!」
いつの間にか隣に寝転んでいた勇に驚いて
ドンッと突き飛ばした。
「イッテェー」
ベットの下から聞こえる声に後悔しながら
「ご、ごめん!大丈夫!?」
と頭を擦る勇に声をかけた。
すると案の定睨まれ
「なんなんだよっ!俺は化け物かよ。」
と完全に不機嫌モード。
あーぁ
どうしましょ。
顔を背ける勇にあたしはどうすることも出来なく
「ごめんね。」
ただ、ひたすら謝っていた。