第3弾~幼馴染~【短】
私たち二人はいつものように
二人並んで帰っていた。
でも、普段どおりだけど
何かが違う。
私の心臓がバクバクしてヤバイのだ。
それは、告白しようと決心したからだ。
私は、リュウトが近すぎて
この関係のままじゃイヤだけど
この関係までもがなくなる方がもっとイヤで
ずっと告白しきれずにいた。
でも、今日はリュウトと初めて会った日。
リュウトは覚えてなんかないかもしれない。
でも、今日の十年前私たちは出会ったのだ。
その話を仲の良い親友に話すと
今日思い切って告白しちゃえと後押しされた。
十年も想ってきたのだから
大丈夫だって。
だから、私は今日告白しようと思う。
だけど、いざ目の前にすると
恥ずかしい。