Sweet×Sweet
入ってきたのは

「お姉ちゃん・・・」

えみりお姉ちゃんだった。

お姉ちゃんは私のそばに来て、

ベッドの隣の椅子に座った

「何かあったんでしょ?」

いきなり発せられた一言に私はドキリとした。

私の様子を見てか、

お姉ちゃんは息をゆっくり吐いた

「何があったかは聞かない。
でも、これだけは言わせて欲しい」

それだけ言って、お姉ちゃんは私を見た

真剣な眼差し・・・


これから言うことはきっと、大切なこと。

何故か、そう感じたんだ。

「後悔だけは絶対に駄目。もっと我が儘になればいいんだよ」

それだけ言って微笑むお姉ちゃん。

言葉はたったこれだけ

それ以上は何も話さなかった。

それだけの言葉だった。

でも、何だか少し分かった気がする
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