Sweet×Sweet
ありがとうとごめんね
あたしは、言われるがまま春菜について行った。

屋上につくと、春菜がベンチに座りゆっくりと話し始めた。

「あたしさぁ…昨日健にフラれたんだぁ…」

「へぇ。そうなんだ…」

あたしは知ってたけど知らないふりして冷たく言い放った。

「あたしが健のこと好きなの知ってたよね?」

あたしは静かにうなずいた。

「あんたは、平気で親友の男取るんだね…まさか、あんたに
裏切られるとは思わなかった」


「あたしは、春菜を裏切ろうと思ってしたんじゃない!!」

「じゃあ、なんで健はあんたの事

好きなの?どうせ、この前海で

ズルい事言ったんでしょ?

あたしの悪口とか…」


「悪口言ってるのはそっちでしょ!!!」


あたしは、黙っていられず思わずそう言った。
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