Sweet×Sweet
そして1年前のクリスマスイブ。


お互いの仕事も落ち着き

あたし達はその日も

デートしていた。

あたしは、すっごく悩んで

買った香水を健に

プレゼントした。

健は喜んでくれた。

「ねぇねぇ、今年もプレゼント

ないの?」

あたしは健にプレゼントを

もらった事が一度もなかった。

「ちゃんと買ったよ。
今まで買わなかったは今日のためにお金貯めてたんだよ。ハイ。」

健はあたしに小さな箱を

差し出した。

その中身は…

キラキラ光ってる小さな

指輪だった。

あたしは、状況が理解できず

きょとんとしていた。

「美咲。俺と結婚して欲しい。」

あたしは言葉が出なかった。

「ぃよ…遅いよ!!!
ずっと待ってたんだから!!!」

健はほほえみながらあたしの



左手の薬指に指輪をはめた。
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