優翔物語

悩みに悩んでいたらもぅ5日
結局まだどうしようか悩んでて
愛美に話聞いてもらおうかな
そう決めたらサッサと準備をして出かける
ピンポーンー…

「愛美ー」

ガチャ…

「優奈?どうしたの?」
「話…聞いてほしいです」

気まずそうに言うと愛美は笑いながら家にいれてくれた



「ふーん…翔君がねぇ」
「どうしたらいいんだろう?会いたいけど会いたくないの…会ったらせっかく決心したことが崩れそうで」

自分から離れることを決心したんだもん
今さら会ってやっぱりやり直したいって思っても自分からなんて言えない…

「優奈の会いたくないは…翔君が優奈のこともう嫌いってもしも言ったときその言葉を聞きたくないから…じゃないかな」

「え?」

「それか翔の口から直接浮気してた事実を聞きたくないだけじゃないかな?」

…聞きたくない?翔の言葉を?

「……そうかも…ただ恐いだけかも」

本当に翔の言葉で言われたら私…立っていられない
ただ聞きたくないだけなのかも

「ただの私のワガママかも…」

「私はワガママとは思わないよ」

どこがワガママじゃないの?
不思議に思って愛美を見る
愛美はどこか遠くをみて話だした

「だってもしも私が同じ立場なら恐くて聞けないよ…聞きたくないって思うのが普通なんだよ…でもねそこでどうするのかが別れて道なんだと思うな」

「別れて道?」

「うん。踏ん張って真っ正面から向き合うかそのまま逃げちゃうか」

「もし逃げちゃったら?」

「後悔すると思う…ずっと…ずっと……私はそれで後悔してる人を知ってるから逃げちゃって凄く後悔してる人を知ってるから優奈にはそうなって欲しくないな」

悲しそうな顔をしながら愛美は話してて
それを見てると悲しくなって…

「ごめん…なんか思い出したくないこと言わせちゃったかも」

謝らずにはいられなかった

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