優翔物語
はぁはぁ…翔!どこにいるの?!
時間はもうとっくに過ぎていて
やっとの思いでついたときには
人がいる気配は無かった
「…やっぱり…間に合わなかった」
どうしよう
電話したって…
やっぱりダメだったのかな
今更だよね翔だってそう思うよね
「はぁ…帰ろう」
トボトボと家へ帰る道を歩いていく
一人で歩くことが
こんなにも寂しいなんて
翔といるときは気付かなかった
知らないうちに
涙が出てきて
今更自分の気持ちに気付いた
私はやっぱり翔が好きなんだ−