花がつなぐもの
やっとの思いで、私の記憶が繋がる道に出会う事が出来た。
時刻は8:55
もう、間に合わない。
『クビになる!!』
ここまできたら人間開き直り。
クビになったら、高校時代にバイトしていたお店でお願いして働かせてもらうしかない。
なんて事を考えながら、会場に向かった。
その時の時間は、
時刻は9:10
入社式は9:00からだから、すでに10分の遅刻。
『あ~
間に合わなかった・・・。』
肩を落として、ビクビクしながら空いている席に着き、溜息をつくと、
やっと、周りの状況が目に入ってきた。
『・・・。』
会場はがやがやしていた。
入社式が始まっていない事に気が付く。
時間は、9:15分。
私はこの状況をぼーと眺めていた。
必死に走り回っていたので、体がきつかったからからだった。
そんな時、隣に座っていた女性が私に話しかけてきた。
「まだ、入社式始って
いないのよ。」
「そうなんだ・・・。」
「遅刻にはならない
ようね。」
私の心を読み透かしたような言葉に、ドキッとした。
「良かったです。」
そんな時、司会者があわててマイクに向かう。
「社長が30分遅れ
ます。みなさん、
それまで静かに
お待ちください。」
司会者が冷静に話す。
私がホッとしたのは、言うまでも無い。
私は心の底から、喜んだ。
私の『クビ』はつながった。
30分後、入社式が始まった。
後から、同期と話をすると、その時の私の話題がでる。
『入社式に
遅刻した女・・・。』
時刻は8:55
もう、間に合わない。
『クビになる!!』
ここまできたら人間開き直り。
クビになったら、高校時代にバイトしていたお店でお願いして働かせてもらうしかない。
なんて事を考えながら、会場に向かった。
その時の時間は、
時刻は9:10
入社式は9:00からだから、すでに10分の遅刻。
『あ~
間に合わなかった・・・。』
肩を落として、ビクビクしながら空いている席に着き、溜息をつくと、
やっと、周りの状況が目に入ってきた。
『・・・。』
会場はがやがやしていた。
入社式が始まっていない事に気が付く。
時間は、9:15分。
私はこの状況をぼーと眺めていた。
必死に走り回っていたので、体がきつかったからからだった。
そんな時、隣に座っていた女性が私に話しかけてきた。
「まだ、入社式始って
いないのよ。」
「そうなんだ・・・。」
「遅刻にはならない
ようね。」
私の心を読み透かしたような言葉に、ドキッとした。
「良かったです。」
そんな時、司会者があわててマイクに向かう。
「社長が30分遅れ
ます。みなさん、
それまで静かに
お待ちください。」
司会者が冷静に話す。
私がホッとしたのは、言うまでも無い。
私は心の底から、喜んだ。
私の『クビ』はつながった。
30分後、入社式が始まった。
後から、同期と話をすると、その時の私の話題がでる。
『入社式に
遅刻した女・・・。』