素直になれば



「なんで、あんなことしたの…」



放課後、龍に話があるって残ってもらった。



「……千春が、叫んだから」



私が…?



「じゃあ、なんで、千春は俺のものって…」


龍は、はぁぁぁって溜め息をついた。



「お前、顔真っ赤。分かってるくせに」



「俺がなんで、言ったか」


龍さん…顔が近いです…


私の心はもうパンク寸前だった。


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