パワーストーンの使い方にはご注意!
「うっううん、別に良いケド…」

「ホント? 嬉しい! ありがとう! それじゃあこれからよろしくね!」

女の子は輝かんばかりの笑顔を浮かべると、校舎に向かって走って行った。

後に残されたわたしがポカーンとしていると…。

「あの変わり方はおかしいね」

「わあ!? あっアオイ!」

校舎の影から、アオイが出てきた。

「あのコ、何かあったのかな? 最近おとなしくなってたことは良かったと思ってたんだけど」

「…多分、コレのせいね」

わたしは自分のプレゼントの方の中身を取り出した。

「ああ、やっぱり…」

わたしのプレゼントは、六角水晶のペンダント。

本来ならクリスタルなので透明なハズだけど、今は真っ黒になっている。
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