パワーストーンの使い方にはご注意!
だけどある日の朝、アオイに話しかけていた女の子がわたしを見るなり、目線をそらしながらも、

「おっおはよう…」

と、声をかけてくれた。

その後も、短いながらも声をかけてくれる。

これならいけるかな? と思ってわたしから声をかけようとしても、…それは不可能だった。

けれど彼女はだんだんアオイに近付くことを控えていった。

ファンクラブの会長だった彼女が控えれば、取り巻きの女の子達も控える。

だからアオイとわたしが一緒にいられる時間が、増えていった。

それはそれで良いんだけど…。

女の子の変化は、良いことなのだろうか?

それとも何かの前触れ?

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