パワーストーンの使い方にはご注意!
不審がっていると、ある日、女の子から呼び出された。

学校の裏庭に行くと、彼女は1人だった。

「―わたしに話って何?」

「あっあの、ゴメンなさい!」

突然頭を下げてきた。

「今まで嫌がらせしてきて…。最近、頭が冷めてきて、自分がとんでもないことをしてきたことに気付いたの。あなたには本当に申し訳ないことを…」

「うっううん、別にいいんだけど…」

彼女やファンクラブの女の子達が何かするたび、クラスメート達がそれとなくフォローしてくれた。

だから気に留めることはなかったんだけど…。

「本当にゴメンなさい。コレ、返すわね」

そう言って彼女は、わたしのプレゼントを差し出してきた。

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