甘いクスリ
甘いクスリ
子供ぢゃないんだから
先生の・・・堂野さんの
言わんとするところは
理解している////
・・・しかしながら、何とも、
心の準備が整っておらず。
ただでさえ、アイドルばりの
容姿の人に、こんな罠を
しかけられれば
免疫のない私なんて、
取り乱す他ないぢゃない////
でも・・・・
このくらい、イキナリの方が
いいのかもしれない。
・・・かっ、構えちゃうし
お料理の下ごしらえをしながら
肝を据えていた時
救いの神?が、やってきた。
なんか、いつも、こんな
ドタバタなパターンの様な
気がするのは、気のせいかしら?
『ピーーーーン・・・・・・・』
インターホンの音
「いかほど、ためんだよっ?!」
コメカミをひきつらせ
堂野さんが口元を
ひくつかせる。
『ポーーーンーーーー』
「何だよ・・・オチ無しかよ」
そういいながら、ドアに向かい
歩いていく。
誰だろう?なんて思いながら
使われた痕跡の殆どない
調理器具を片付けていく。
「ぅっわああああっ」
玄関から、堂野さんの
ものすこい悲鳴が聞こえる。