甘いクスリ
送ってやれないし、
何かあったらヤダから
・・・てな、理由で
都築んちにギターを置いて
近くの店に飲みに行く。
「都築って、いつから
この辺に住んでるの?」
別に掘り下げるまでも
ない事だが、世間話の一環って
事で。
「あぁっ・・・勤めてから?」
・・・さほど、
前の話じゃなかろうよ?
妙な疑問形
「あの、私の知ってる店で
いいですか?」
そういって案内されたのは
ちょっと主幹線から
はずれた道沿いにある
ショットバーだった。
「先生、なんか似合いますね。
こういう小洒落た空間。」
カクテルの入ったグラスを
弄びながら都築は言う。
「そう?それって
誉めてくれてる?」
「・・・うーん。
オネエサンを口説いていそう。」
苦笑を浮かべた彼女がいう。
・・・確かに
そういうことも
あったけど。
昔の話だしーーーー
コメントしにくいっつーの。