甘いクスリ
『好き』の種類
『未知の生物』って
・・・いったい・・・?
想像を膨らます私を
先生の言葉が、絶つ。
「そりゃ『オンナ』としてなら
都築の方が、かわいいだろが。
ねぇ?」
そういって、マジマジ
先生は私を見つめる。
えっ、と。
ちょっと、まって。
ダメだよ。先生。
ダメだってば。
勘違いしちゃうから。
思わず、スツールから
崩れ落ちそうになり
カウンターを掴む。
ありえないほど、動揺した。
おっ、おちつかなくちゃ。
あの時、偽カノ頼まれたのは
私が、面倒臭くないからでしょ
期待を裏切るような事しちゃ
ダメじゃない、私。
よっ、よしっ
落ち着いてきたよ。
それにしても、
大体、先生も、
なんで、自ら
面倒に招く様なことを
ふっかけるのよ・・・
計画性ないんだから(>_<)