永遠の彼方に 《神に愛された少女》



『…ん…ン…』



美琴はゆっくり瞼を開け目を醒ました。





美琴は全然見覚えのない部屋に驚いて飛び起きた。



………ッ!!


イタタイタタ…!!!


『忘れていた


南條裕子にボコボコにされたんだった。』


制服をまくってお腹辺りをみると、酷い状態だ…!?



『オモイッキリお腹を蹴るから、あ~ぁ痣になっている。!?』


激痛に耐えながら、ベッドを、ゆっくり下りて、溜め息を吐き、制服を整える。


(……ここ…………
……どこ…!?)



部屋全体を見回してもやっぱり知らない部屋だ。


物凄く部屋が広く、壁には高そうな絵が飾られ

私が寝ていたベッドは、3人位余裕で寝られる大きさだ。




『私公園にいたはず…だよね?


それから…

ベンチでボーとしていて……』


『…アッ!!そうだ!
砂場から金色の光りのオーラが私のところに飛んできたんだ!!
それから……


それから…


どうしたんだっき…?』








覚えてないこと考えたって、しょうがない



この家の人に、ベッドを借りた御礼を言わないと……









…キャァ……ッ…!!!


美琴は部屋の扉に近づいて、ドアノブに手が触れた瞬間《バチッ!!》と
躰中に電流が流れたような衝撃に驚いた。



(…な…に…?……静電気?)





美琴はその場に座り込んで呆然としていた。





< 15 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop