永遠の彼方に 《神に愛された少女》
「お、おはようございます。叔母さん、叔父さん。」
「あぁ…」
叔父さんはダルそうに返事をする。
「美琴、ご飯をよそってちょうだい。」
叔母さんは、そっけない言い方をする
「はい!!」
慌ててお茶碗にご飯をよそっていると、この家の娘の紗耶香と息子の蓮が来た。
蓮は21歳の大学生
紗耶香は17歳で私の1つ上で一緒の高校
「おはようございます。蓮さん、紗耶香さん、今ご飯よそいますから」
「美琴、私に話し掛けないで!!」
「………」
「ちょっと聞いているの!?」
「ごめんなさい!?」
「もう…朝から気分悪くなる」
「おはよう~紗耶香、蓮」
叔母さんはにこやかに挨拶をする。
「………」
蓮はいつも無表情で無愛想だ…
「パパ、ママおはよう。今日帰り遅くなるから♪」
「おはよう。あまり遅くなるじゃないぞ!お小遣い足りてるか?幾ら欲しい!?」
叔父さんも、叔母さんも、私には見せない笑顔だ。
「ありがとう~パパ大好き!!」
私も席についてご飯を食べる。