永遠の彼方に 《神に愛された少女》
【カイル】






コンコン!!




『入れ!!』




アランが3人の騎士を連れてきた。




『美琴、護衛を紹介する。こちらに来なさい。』



『はい』


美琴は私の側に静かにきた。



『リーフ。美琴だ。暫く美琴の護衛をしてもらうことなる。』



[美琴様。


初めまして、護衛を務める。


コバルト騎士団、団長のリーフです。]



『初めまして、リーフさん。美琴です。お世話になります。』



美琴は、リーフが差し出した手を握り、微笑んだ。



(リーフの奴顔を赤くして!!)



[初めまして、美琴様。

護衛のブルー騎士団、団長のジャックです。]


『初めまして、ジャックさん。美琴です。宜しくお願いします。』



(また…)

美琴が手を握り、微笑むたびにイラついた。



[初めまして、美琴様。


私は、護衛のコバルト騎士団所属の第一騎士隊、隊長のデュエルです。]



『初めまして、デュエルさん。美琴です。宜しくお願いします。』


(デュエルの奴美琴の手を握り過ぎだ。)














『時間だ行くぞ!!!』





カイルは美琴の手を握り、会議室を後にした。



その後ろで、アランとイリュウが、苦笑していた。



宮殿の門前に、待機させていた馬に、美琴を乗せ、その後ろにカイルが乗った。



(皆、馬に乗ったようだな。)



『美琴しっかり掴まってろよ!!』


『はい…!!』















リネージの森へ馬を走らせた。





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