永遠の彼方に 《神に愛された少女》
泉に浮かぶ月が、一層輝きを増してきて、
金色の光玉が浮かび上がった。
『あ!!私が見た金色の光だ。』
皆の緊張が走る。
金色の光玉は、どんどん上昇し、
動きを変えた。
あの時の公園のように
美琴目掛けて、飛んで来た。
『キャァ…』
物凄いスピードに、カイル達は間に合わなく
アッという間に光は美琴の全身を包んだ。
カイルは、美琴を光から出そうと、
美琴に触れた瞬間パチッと
弾かれた。
『……ッ…!!』
他の5人は、なす術もなく立ち尽くす。