永遠の彼方に 《神に愛された少女》
城に戻った皆は、夜も遅いので解散し、それぞれの部屋に帰って行った。
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『明日は女官に言って美琴の部屋を用意させるが、今日は私と寝るぞ!!!』
『はい!!///』
(誰かと一緒に寝るのは両親がいたとき以来だ。)
『美琴湯殿はどうする!?入るなら案内するが!?』
『入りたいけどちょっと疲れちゃったから明日入ります。』
美琴は衣装部屋へ行って先程着ていたガウンに着替えてベッドに入る
カイルも着替えてベッドに入った。
『美琴今日は色々あったな
ゆっくりと眠ると良い
おやすみ。』
カイルは美琴の頭を撫でながら額におやすみのキスをした。
『///……おやすみなさい!!』
美琴はくすぐったいような胸が、ジ~ンと暖かい何かが込み上げてきた。
(ずっとこんな心地良い安心感を感じたことがなかったなぁ
現実離れした世界だけど元の世界には帰りたくないし、
此処にずっと居たいってカイル達に言ったらやっぱり迷惑だよね……)
考えているうちに、瞼が重くなりいつの間にか深い眠りへと落ちていった。