永遠の彼方に 《神に愛された少女》



話し終えて俯いていた顔をあげた。

皆の顔を見ると目が潤んでいる

サリーにいたっては涙をぼろぼろ零し泣いていた。



『良く頑張ったな!!もう苦しむな!これからは私達がいる

皆、美琴の味方だ!!』


『はい…有難うカイル、

此処に来れて………
皆さんに出逢えて良かった。』


美琴は嬉しさで涙を零しながらも笑顔を見せてくれた。





気持ちが落ち着いた頃、美琴が例え話しを語り出した。



『皆さんが家族でしたらサリーは優しいお姉さんタイプって感じかな』



「有難うございます。

美琴様に姉と想われて光栄です。」


嬉しそうにサリーは、お礼を言った。



『アランとイリュウさんは、いざって時に頼れるお兄さんタイプですね。』



「有難うございます。美琴様にお兄さんと呼ばれてみたいですね。」


イリュウは嬉しそうだ。


「聞いたか?“頼れる”だって、
良いぜ!何時でもお兄さんに頼って来いよ!!」


アランは上機嫌で話していたが、
ふと、カイルがお兄さんの中に入ってなかったな?と思い出す。



「美琴、カイルはお兄さんじゃないのか?」


美琴はカイルをどう言う位置付けがしっくり来るのか考えてた。



『えっと…お父さん?…』



「「「ブッ!!」」」


『………。』



サリーとイリュウは笑ったらいけないと思いながら肩を震わせ笑いを堪えているが、アランは大爆笑。


カイルは複雑な気持ちだった。



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