永遠の彼方に 《神に愛された少女》



ルークが背筋を伸ばし深呼吸をして総司令官の顔をして深々と頭を下げて謝罪をした。


「知らぬ事とはいえ、失礼な事を致しました。

お許し下さい。美琴様。」



『許します。ですが、これだけは言わせて貰います。女性を甘く見ないで下さいね!?』



「「…////…」」


ニッコリと妖しい笑みを浮かべる美琴は背筋がゾクリとする程官能的だった。


『ジャックさん私、部屋に戻る途中で迷ってしまったの

部屋まで送ってくれますか?』


「お安い御用です。
美琴様!参りましょう。


では、失礼します。総司令官」



『ルークさん、さようなら。』



「美琴様。また、お逢い出来る事を心待ちしています。」


一礼をして美琴達が見えなくなるまで、見送ったルーク



「マジにヤバイ!!惚れたかもな!?

陛下の寵姫かぁ!?

悔しいが、俺に勝ち目はないな!!」



盛大な溜め息を吐いて、その場を去った。







†††††††††




『美琴!!!

どこに居たんだ?部屋に行ったら居ないから探したんだぞ!?』



カイルが血相変えて、走って来た。

その顔には汗を掻いていて、相当探し回った事が窺えた。



『心配掛けてしまって、ごめんなさい。

迷ってしまって、ジャックさんにお願いして送ってもらったの!!』



『そうか!?無事で何よりだ。

ジャック世話を掛けたな!有難う』


『送ってくれて有難う。』


「陛下、美琴様、勿体無いお言葉を恐縮です。


それでは陛下、美琴様、わたくしはこれで失礼します。」



ジャックは一礼して去って行った。





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