永遠の彼方に 《神に愛された少女》
『美琴と話がしたくて捜していたんだ。少し良いかな?』
『…は…い////』
カイルは改まってそんな事を言うから嫌でもさっきの自分の羞恥を思い出し赤面する。
気まずい沈黙が続き、先に口を開いたのは、カイルだった。
『その…さっきは、嬉しかった有難う。////………
良かったら今から城内を案内しようと想って誘いに来たんだが、行かないか?』
カイルは照れているのか頭をポリポリ掻きながら呟いた
美琴は恥ずかしさから俯いていた顔をカイルの思いがけない言葉にバッと顔を上げ、叫んだ。
『///……行く!!
行きたい!!』
『よし!!そうと決まれば時間が勿体無い早速行こうか!?』
カイルに手を掴まれ
引き摺られるようにして歩き出した。
最初に連れてこられた所は図書館のように沢山本が置いてある部屋だった。
『この国にある全ての本が此処に置いてある。
読みたい時は、好きなだけ読むといい。』
『すっごい!本が沢山ある!
私本を読むの大好きだから嬉しい!!有難う』
カイルは、目をキラキラ輝かせて喜ぶ美琴の姿見て、連れて来て良かったとそう思った。
この後いろいろと、城内を見て回って最後に鍛錬所に訪れた。