波乱馬上恋愛★
「惚れてないし!てか、もみじ君だったの?!ありえない!」

「何がどうありえないんだっつぅの!楓じゃなくてショックだった?」

確かにそれもちょっとあった

楓だったらよかったのにって思う自分がいた

「ねぇ、楓が好きなんでしょ?認めたら?」

「違うってば!!」

突きつけられればられるほど、明確になる気持ち

隠す必要があるのか?

互いを思いあってるのに、

なんで素直になれないんだ?

「じゃあ俺のこと好き?初めて会ったあの日から、」

「あたしは誰も好きじゃない!お風呂はいってくる!」

バタンッ

「ふぅ、素直じゃないのね、あの子」

~♪

「あっ、楓~?」

『お前、今日も女の家?』

「まぁな、お前も大変な女に惚れちまったなぁ」

『あ?なんのこと?』

「なんでもねぇよ、じゃぁな~♪」

恋のキューピッドは一方的に電話を切った
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