波乱馬上恋愛★
「ひかりちゃん、帰ろっ。」

荷物を鞄につめていると、俊君がやってきた。

「あっ、うん。ちょっと待ってね」

急いで鞄に教科書を投げ込む。

「行こっか!」

ちらっと楓の方を見てみるが、ぼけーっと窓の方を見ていて
こちらには「勝手にどーぞ」とでも言ってる感じ。

校門から出ると、だんだんと桜の花が散り始めていた。

「俺らって、入学して何気結構たってるよなぁ」

そうだよなぁ、なんて思いながら
あたしは散り始めてる桜の木を見上げる。

ふと、頭の中に、満開には程遠いけど花開く桜が見えた気がした。
まだ少ししか咲いてないのに、上からたくさんの桜の花が散ってくる。

あたし、、この感じ…。なんだろう?

「ひかりちゃん?どうした?」

「…あっ、ごめん!なんでもない!」

あたしったら何考えてるんだろ。

「なぁ、どっかファミレスでもよってかね?」

「うん!」

そうしてあたしたちは
ファミレスへと入った。
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