波乱馬上恋愛★
つれてこられたのは外の非常階段

「寒いんだけど!」

「黙れ」

口悪いのはどっちだよ…

「ういしょっと」

踊り場に寝転がるえーじ

「ちょっと!」

「だから黙れって、俺は空が好きなの、お前のせいで窓からだと集中して見れねぇんだよ」

そ、ら??

「空、好きなの…?」

ちらっとあたしを見てむくっと起き上がる

顔、近いし…

あたしは思わずうつむく

「好きだよ」

ささやくような声

な、にこれ…

なんでこんなに心臓がバクバクしてるんだろ…
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