波乱馬上恋愛★
リビングに通され、あたしはとりあえず座る。

「楓に女の子とか、本当にびっくり~。それにあんなチャラいのに
こんな可愛い子!」

お母さんの話し方はまだまだ若い。
話し方だけじゃなくて見た目も。

「ほら、親がこんなんだからさ、子供もこんなになっちゃうのかな!」

なんだかかわいらしいお母さんだなぁ。

「ねぇねぇ、楓とは付き合ってるの?!
なんであんな奴とつるんでる?あなたそういうタイプじゃなさそうだけど~。」

とにかく質問攻め。

「いや、付き合ってないです!」

とりあえずそこだけ否定しといた。

「なんだぁ~。あっ、楓の部屋2回の一番奥だから、襲われてももいいんだったら行ってやって。」

可愛いかつ、面白い。

「じゃあ、ちょっと行ってきます…。」


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