波乱馬上恋愛★
「どうしたの?駿君」

「ん?ちょっと話したかっただけ」

そうはにかむ駿君の笑顔は本当にかわいらしい。

駿君と話してると、ほんと、
なんだかドキドキしてくる。

前から不思議に思ってた。この気持ち…
何なんだろう?

「竹内さん!ちょっといい?」

苗字で呼ばれて振り返ると知らない男の子。

「屋上来て、待ってるから」

それだけ言い残して行ってしまった。

「ごめん、駿君。あたしちょっと行ってくるね」

「…わかったぁ」

あたしが顔の前で手を合わせると、頬を膨らまして
子供みたいな顔をする。

あたしは膨らんだ頬を両手で押さえて、空気を抜く。

二人で爆笑して、あたしたちはわかれた。

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