波乱馬上恋愛★
「あの…」

扉を開けると背を向けて立っているさっきの男の子がいた

金髪で赤メッシュを何本も入れてあり、耳についた黒バラのピアスが印象的な男の子

「おっ、来た来た♪ねぇねぇ」

話しかけながら勢いよく近づいてくる彼に、後ずさりをして
壁に追い込まれる。

手をおもいっきし握られ、持ち上げられる。

「俺と、付き合おうよっ」

こんないチャラそうな人があたしと?

「俺さぁ、竹内さんめっちゃタイプ!だから、ねっ??」

チャラチャラしてるのとは裏腹に、笑顔が似合う。
ルキ君とちょっと似てるかも

「えっと、その…」

てか、顔が近くてド迫力…

「あっ、振っちゃ駄目だよ!無理ならせめて友達!」

「友達なら、、」

「やったぁ-♪じゃあ番号教えて!」

番号を交換すると、喜びながら階段をかけていった。

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