波乱馬上恋愛★
教室に戻り、まずは駿君に謝った。

「ごめんね、さっき」

「おぉ、全然。やっぱもてんな、ひかりちゃんは」

自分の席に戻ると、楓の姿はなかった。

ルキ君と一緒にいるのかな?

偽お見舞い以来、全然話してないし。
やっぱりなんだか寂しいよね。

なんだかんだ言って仲のいい友達だもん。

「ルキく-ん」

ルキ君のクラスへと行き呼びだす。

「あれ-?珍しくひかりちゃんからのご指名♪」

「楓、来なかった?」

「楓?知らないなぁ。やっぱ彼氏がいないと寂しいの?」

にやにやとあたしを見る。

「違いますからぁ」

楓、何処行ったんだろう…。

そういえばあたし、連絡先も知らない…
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